キャリアカウンセリングとは何か?

「カウンセリングとは何か」という本を読みました。文中にカウンセリングは怪しい?という記載があり、ユーザー目線では大変面白いなあと思いました。怪しい原因を文中では、そもそもお悩み相談は誰でもやっている、とありました。

国(厚生労働省)の定義は?
「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
キャリアコンサルティングを通じ、労働者の方は、目指すキャリアの道筋を効果的に具体化することができます。また、企業は、従業員の仕事に対する意識を高め、人材の定着や組織の活性化が図ることができます。
日本キャリア開発協会(JCDA)の定義は?
日本キャリア開発協会(Japan Career Deveropment Association)によると、キャリアカウンセリングとは「自己概念(よしとするモノの見方・考え方)の成長」だと言っています。一般的に「よし」とは「良し(いいこと)」、と考えがちですが、私が教わった先生は「よし」とは「由し(由来・いわれ)」と言われ、腹落ちした記憶があります。

悩むのは「自己概念(よしとするモノの見方・考え方)」が揺らぐからなんだそうです。
「ありたい自分」に近づくために、今までの人生経験から培ってきたたくさんのモノの見方・考え方を認めて受け入れつつ、さらに成長して進化することがキャリアカウンセリングだと述べています。あくまで成長するのは「自分自身」であり、カウンセラーはあくまでそのナビゲート役です。
JCDAでは「経験代謝」という言葉を使いますが、新陳代謝のように、悩んだりしても今までの経験から自らの力で治癒することができる、という考え方です。カウンセリングは単なる「問題解決」や「意思決定の支援」ではない、ということです。
私が考えるキャリアカウンセリングとは
私がキャリアカウンセリングを言語化するとしたら、「経験の振り返り支援」だと思っています。ありたい自分(ゴール)に向かって進んでいく、しかし、途中でつまずいたり、悩んだりしてゴールを見失いそうになった時に、今までの人生を振り返り、自身を認めて受け入れる、そしてまた歩き始める、その支援をすることだと思います。支援をするのは「意図的に導く」スキルが必要です。
私自身、今までのキャリアの中で自分自身を見失いそうになった時(これをエドガー・シャインは「キャリア中期の危機」と言いました)、JCDAの研修を受け、講師の方のサポートのおかげで自分自身を認めて受け入れることができました。これは口で言うのは簡単なのですが、このような状態になるまで2,3年は悶々としていました。



ずっと順風満帆な人生はそうないですよね。いいときも悪いときもすべて自分の人生です!
斎藤一人さんは「いますぐ自分を好きになる言葉」の中で、『悩んでいる人がいたら、相手の中の神を見て「この人なら大丈夫だ」と信じる。あとは笑かして気をラクにしてあげたらいいよね』と言っています。これも真実だと思います。



