自走式「教育・育成システム」のススメ

あなたの会社には従業員の「教育・育成のしくみ」はありますか?教育・育成にお金をかけたり時間をかけたりする余裕がない会社が多いと思います。今回はそれほどお金をかけずに簡単にできて効果的なしくみを紹介します。

人間学を学ぶ月刊誌「致知」
致知出版社のホームページには、「『人間学を探求して48年』。月刊『致知』は書店では手に入らないながらも、48年間、口コミで増え続け、11万人に定期購読されている日本で唯一の人間学を学ぶ月刊誌です」とあります。私も大学を卒業して会社に入った22歳にこの雑誌を知りました。それから35年、今は年間購読を始めて3年経ちました。もっと早くに読んでおけばよかった・・・(笑)

社内勉強会「木鶏会」
「木鶏会(もっけいかい)」とは致知を活用した「教育・育成のしくみ」です。
することは、①致知の記事(読む個所を決めると参加者の負担が軽くなります)を読む、②感想を書く、③感想を参加者の前で発表する、④ほかの参加者は感想を聞いてコメントする(この際、否定的なコメントはせずに「美点凝視」する)。これだけです。人数が多いときは3,4人のチームに分けるといいと思いますし、最後に代表者・社長の感想やコメントも参加者全員に発表します。
メリットは、①本を読む習慣がつく、②書く(まとめる・言語化する)トレーニングになる、③発表する力(プレゼンテーション力)が身につく、④人の話を聞く力が身につく、⑤美点凝視により、社内で「いいとこさがし」が習慣化され、コミュニケーションが活発になる、があります。
「木鶏会」ってどんな意味?は致知にもよく登場してくる神奈川県鎌倉市の円覚寺、横田南嶺管長のブログがわかりやすいでしょう。

木彫りの闘鶏のように、どんなことにも動じない強い人物を目指しているんですね!
始める工夫、つづける工夫
まずは社長自身が「いい」と思わないと始められません。また社長だけがいいと思っても、賛同者がいなければ始められません。最近は強制的に物事をスタートすると「パワハラだ!」と言われる時代です。まずは希望者から無理なくスモールスタートしてはいかがでしょうか?
①「致知」からスタートしなくても、最初は参加者に読む本を自由に決めてもらう(私が社内勉強会をしていた時はマンガでも薄い本でもなんでもOKとしていました)、②(致知の場合)読む場所を決める、③感想文は書かずに口頭で発表するところから始める、など・・・。最初から完璧にせずに少しずつ進化させていけばいいと思います。



何事も「継続」が大事ですね!
大事なことは、少しずつ「やってて楽しい」と参加者に思ってもらうことです。間違っても途中で、仕事のダメだしや業務の督励をしてはいけません。①従業員の成長支援・モチベーション向上に、②従業員同士の相互理解・コミュニケーション支援に、③組織の活性化・ビジョン共有に、活用いただければと思います。



